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エクリ殺人事件 松下紳之助編 スピンオフ3〜もう無理(笑)〜 - 管理人96(代理投稿)

2015/02/13 (Fri) 13:42:17

エクリ殺人事件 松下紳之助編 スピンオフ3〜もう無理(笑)〜


どーんっ!大きな音がして屋敷全体が揺れた。
ホールを閉じていた重厚な扉に大穴が開いていた。
扉の穴の向こうに、うつむきつつ右手のこぶしを突き出し立っているシルエット。


つかさが立ち上がり近くに落ちていた「悪魔の笛」(前話でいずみんが持っていた笛の名前)を拾い上げて言った。
つかさ「なんとか間に合ったみたい。」
ドアの向こうに立っている人物がゆっくり顔を上げた。
ゆーき「へっ?アリス?」
ありーす「私はアリスじゃない。ありーす。」
つかさ「私が間一髪で召喚したの。人を近くに召喚出来るスペックを使って…」
ちゃま「召喚?ポケモン?スペックって?」
つかさ「私が召喚出来るのは卒業したエクリーズだけ。」
愛々氏「え、助かったけど。でも某冒険者様が言っていたよね知識の1号、ボケの2号って?なんでありーす?」
ありーす「なんで残念そうに言ってるの〜(>人<;)」
誰もありーすが拳1つであの鋼鉄の扉を打ち抜いた事実には突っ込まない。
いずみん「つかささん。まさか貴方がそんなスペックを持っていたとはね。でもそんな非力なスペックで私達には勝てない。」
そう言った瞬間、いずみんの横に黒服の少年が現れた。
つかさ「まさか!?噂には聞いた事がある。時間を止めるスペックを持つ…確かニノマエ?」
ニノマエ「そう僕はニノマエハジメ」
ニノマエの手に突然缶スプレーが現れて壁に文字を書き出した。
ニノマエ「漢字の一と一を書いて「二」ニノマエ ハジメさ!それから正確に言えば僕のスペックは指を鳴らして普通の時間の流れの何百倍もの速さで世界を動き回れる。時間を止められる訳じゃない。」
ちゃま「そのスペック興味深いね。ちょっとコレ試してみる?」
そう言いながらポケットから緑色と黒色の二本のガイアメモリーのようなものを取り出した。
ゆーき「あやめちゃん、それってもしかして!?」
ちゃまは二本のガイアメモリーに見える唯のUSBメモリーを近くのPCに差し込み、USBメモリー間で大量のファイルコピーを始めた。
ニノマエ「な、何をする!?」
ちゃま「もう遅い。USBメモリ間のファイルコピーは時間がかかり過ぎる。貴方が高速移動したらファイルコピーは貴方の感覚では永遠に続く事になる。」
ニノマエが頭を抱えた。
ニノマエ「あー!!現実の時の流れでさえイライラするのにー!」
ちゃま「今よ!」
愛々氏「レゲエパーンチ!」
ニノマエの腹に打ち込まれたパンチはとても非力な感じがしたが、周りの空気を読んだニノマエがよろける。
ニノマエ「ぐはぁ」
ゆーき「らまんちゃんキーック!」
ニノマエの臀部を蹴った。
ちゃま「さあ、お前の罪を数えろ。」
ニノマエが倒れて爆発した。


いずみん「まさか、財団X最強のスペックホルダーがこんなに簡単に倒されるとは!」
いずみんがスーツの内ポケットから素早くオートマチックを取り出しPCを打ち抜いた。そして次にあきごんに狙いを付けて、数発の弾丸を放った。
あきごんが素早く身体を捻り銃弾を避ける。(ここはスローモーションで、銃弾の後ろには空気の澱みの効果を付ける)
ゆーき「あきごん凄い!!」
いずみん「銃弾を避けるだと!?」
あきごんは酔っていたので千鳥足だった。


さぁやがドレスの下に隠していたマグナムを太腿のホルダーから素早く取り出し一発でいずみんのオートマチックを撃ち落とした。(ここはさぁやさんのお色気シーンです、坂本監督の演出に期待)
ゆーき「さぁや凄い!」
いずみんは全く動じず。
いずみん「これで私を追い詰めたと思った?逃げられるとでも思った?見てみなさい、この屋敷の外は既に火の塀で囲まれてる。もう誰も此処から出ることは出来ない。」
窓の外を見ると屋敷が炎で囲まれているようであった。
いずみん「貴方達がスペックホルダーと遊んでいる間に屋敷が火に囲まれていたのに気がつかなかったなんて何て愚かな人達。貴方達の身体が燃え尽きても人口細胞のDNAは残るから心配しなくても大丈夫。もっとも今の記憶は消えてしまうけど。」
さぁや「いずみん、その無駄に長い説明的な台詞はもしかして…」
いずみん「流石さぁやさん!出でよファイヤーバード!」
いずみんの背後に巨大な火の鳥が現れた。
(効果音と共に『ゴゴゴゴゴォ』と文字も画面にすーぱーインポーズして下さい)
いずみん「私のスタンドで貴方達を灰にしてあげるわ。」


ファイヤーバードが大きく振りかぶったその時。
ガシャーン!
窓の外から3人の人影が入り込んで来た。それぞれ緑色、オレンジ色、青色のコスチューム。
オレンジ色「いずみん、貴方こそ財団Xに記憶も身体も乗っ取られているのよ。早く気がつきなさい!」
いずみん「何を、突然現れて何者?」
(ここで名乗りがありますが省略)
青色「キュアアイラインスプラッシュ!」
緑色「キュアハッピーフジヤマワイナリー!」
オレンジ色「キュアエターナルアルコール!」
3人「3人の力を…」
そう言って、いつの間にか赤いコスチュームに身を纏った愛々氏にパワーを集める。
三人「キュアシャンシャインに!」
愛々氏「プリクラーラブリーユンユンビーム!」
謎光線が発動していずみんに直撃。


すっかり屋敷も周りの炎も無くなり、ぽっかりクレーターのような穴が丘陵のてっぺんに空いていた。
それでもそこに居たほぼ全員が無事に立ち上がる。
さぁや「愛々氏、最後のあれは何だったの?しかもプリキュアがプリクラになってたし…」
愛々氏「いやー、愛々氏にも良く分かんなくて…気が付いたら身体が勝手に動いてて。」
ゆーき「あの3人は?」
つかさ「居ない。もしかしたらあの人達が噂のクールビューティーズ?」
愛々氏「えっ!って事は愛々ちもとうとう…」
ありーす「愛々氏、ずるーい!」
さぁや「二人とも、残念ながら多分それは無いから。」


その時、何処からともなく男の声が響く。
男の声「今回は私の負けだ。しかし私は諦めない、ビールがある限り私は何度でも生き返る。」
大きな地響きがした。丘陵の麓の屋敷の門の付近に穴が空いて、ロケットのような物がゆっくりと夜空に向かって上がっていく。
ゆーき「あれは?」
いずみんがヨロヨロと皆の方に歩み寄った。
いずみん「あれは、松下紳之助。正確には松下紳之助の記憶が記録されているコアメモリ。」
ゆーき「記憶が記録?」
いずみん「紳之助はもうとっく病死している。本人は永遠の命をを得る為に生前に自分の記憶をコアメモリに移した。そして財団Xの技術を使って人口細胞で身体を作りそれを遠隔操作していたの。」
いずみん「紳之助自身も知らないけど、財団Xは何時でもそのコアメモリを乗っ取る事ができる。しかもそのコアメモリは紳之助だけでなく世界中の政界や財閥に及んでいる。」
いずみん「私は政府の要請を受け紳之助のコアメモリを破壊するために紳之助の秘書になった。でも途中で正体がバレて洗脳されてしまったんです。洗脳されてしまったんです!」
さぁや「大事な事だから2回言ったのね。でも洗脳されていたのは分かった。今は誰も貴方を責めてない。それよりもあのロケットを…」
いずみん「大丈夫です。洗脳される前にちゃんと爆弾を仕掛けておきました。」(ドヤ顔で言う)
さぁや「起爆方法はあるの?」
いずみん「ラブ注入です!」(再びドヤ顔)
一同「はっ?」
しかしお互い皆の顔を見回して頷いた。
全員がロケットに向かい両手でハートを作り胸の前に構えた。
その場の全員で声を揃えて「ラブ、ラブ、キュンッ!」
小さくなっていくロケットに両手を伸ばした。


一呼吸置いてロケットが大爆発した。それは大きな打ち上げ花火の様に見事に美しい円を描いてから柳の様な軌跡を描いた。


愛々氏「紳之助さん、さようなら…」
さぁや「でもまだ、世界中にコアメモリがあるって事でしょう?」
いずみん「そうなんです。流石さぁやさん。」


つかさが振り返る。
ありーす「間に合って良かった。でもパーティ外れてるんだから次は(要確認)だからね。」
ありーすが笑顔で手を振って実態が薄くなり消え去ってゆく。


ゆーき「今回はあたし『らまんちゃんキック』くらいしか活躍してないからな〜、次はもう少し出番増やして貰いたいよなぁ〜」
あき「それ言ったらオイラなんか、ただよっぱっぴーでフラついてただけじゃん!」


皆が笑った。




そんな大事件が起きている事を世間は知らない。
秋葉原のとある小さな公園で地元のお祭りが開催されていた。
女「あれ?遠くで花火あげてるのかな?」
男「今時遊園地やテーマパークでもやるからな。」
女「こんなに寒くて外でもビールなの?」
男「冬こそキンキンに冷えたビールでしょ。」
その手に持った紙コップのビールの中に、空から何かとても小さな破片が落ちてきた事には誰も気づかない。
男はビールを飲み干して言った。
男「今日はしゅりみやさんかな?」




〜 スピンオフ 2-3 完 〜

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