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エクリ殺人事件 ~珍撃の巨人編 最終話 - 227 よし

2015/02/09 (Mon) 17:40:26

<注意>
この画面にはピカピカする表示があります。画面からじゅうぶん目を離してみてください。最終話は「第2話」を読んでからお読みください。



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それから2時間後、その城の城主と思われる人間は寝室で何者かによって惨殺された。

しかし、犯人は人間だったのか?それとも巨人だったのか?
惨殺されたのは本当にグリシャだったのか?

そして驚くべきは、主人が殺されたときに部屋の脇に立っていた女性はセクシー・リョウだったのである。
「わ、わたし、この人に召還されたんです」
動揺しながら無実を主張するリョウだったが、目の前で主人が殺されたという事以外に
もっと大きな事に怯えていたようにも見えた。


それから約2ヶ月間に渡り、憲兵団によって調査兵団以外の城内にいた全ての関係者
セクシー・リョウと彼女の勤務先であるロースクールの女主人
ミセスAの周辺が徹底的に調査された。

そしてさらに驚くべき事実が発覚したのである。

ロースクールを装っていたメイドたちは実は巨人化実験の研究者で
なんとその組織にはエレーナを除く、グリシャの娘2人、ユーキとヒカルの関わりが
明らかになったのである。 
そして、ミセスAこそ、かの天才科学者「ありんす」だったのだ。

その後、「ありんす」とこの組織は国家反逆罪の罪で起訴され、今なおも憲兵団の元で裁判が続いている。
そして、保守的なこの国の民意の大半は極刑を望んでいるという。




Re: エクリ殺人事件 ~珍撃の巨人編 最終話 - 管理人96

2015/02/17 (Tue) 18:54:46

じきじきに解説ありがとうございます!


巨人化計画によって生まれた様々な悲劇、裏切りとパワーバランスの推移、かなりおもしろいです。

>・レバイにはグリシャ殺害のミッションは存在したが直接の殺害動機はない。

巨人がいないと調査兵団の存在価値もなくなりますよねたしかに。
そして、
対巨人討伐のために組織された調査兵団が、スモールライトの開発によって
国家防衛の組織から一転して未来のクーデターを疑わせる組織になるから
スモールライト奪還を企てたということでしょうか。

>メメシとボンビーがすでにレバイ側に寝返っている

これを推理できたらかなり読み解けたのでしょう、なるほどです。

エレーナは動機が強いですが、さすがに実の父親を殺めることはないという線を考えました。


次回作期待しております。

Re: Re: エクリ殺人事件 〜珍撃の巨人編 最終話 - 227 よし

2015/02/17 (Tue) 15:13:31

ほほー、深いですな!そこまで描かれると次回書けませんね!!(笑)

以下、私の視点でコメントします。

・グリシャへの殺人動機は皆にある。
・中でもエレーナの動機が一番強い。
・エレーナの動機は“超”個人的でありかつ、感情の起伏が誰より激しい。
・レバイにはグリシャ殺害のミッションは存在したが直接の殺害動機はない。
・エレビンとレバイは国王とリーブス商会をスモールライト奪還により裏切った。つまり反政府組織となった。
・現状、キャスティングボードを握っているのは最強兵器を持っているレバイである。
・次に狙われるのは最強兵器を製造出来る人間、つまりメメシとボンビーである。

・また、メメシとボンビーがすでにレバイ側に寝返っているとすれば、スモールライト以上の最強兵器を作り得るのは現状ありんすとロースクールっ娘たちしかいない。
・国王はロースクールっ娘たちを気に入っていた。

・サーヤは天然である。
・作者は気まぐれであるが多分、レバイとサーヤは殺さないだろう。
・続編は全く違う視点で描かれるだろう。


Re: エクリ殺人事件 ~珍撃の巨人編 最終話 - 管理人96

2015/02/16 (Mon) 20:56:37

>犯人と被害者を決めないまま終わっていた事に今気づきました。

>アキは最初結晶化してる想定

なるほどー

アキ一家はアキを巨人兵器化させたグリシャに復讐をたくらんでいた。
またアキは自分と同じ境遇のエレーナを哀れんでいた。

エレーナは母メメシをその昔陥れたアリンスと天才姉妹を恨んでいた。また、母を捨てようと(さらに殺そうと)するグリシャを。

ツカサミコサとアキはエレーナにグリシャ暗殺計画をもちかける。そしてエレーナの提案でアリンス一味に罪をかぶようということになった。

と、レバイはサーヤに嘘をつく。

実際は国王とリーブス商会、エレビン、レバイはグルで、国王の指示でグリシャ、メメシ、アリンスの3人を殺す計画だった。

グリシャは本当はレバイに殺された
アリンスは国家反逆罪で死刑になるてはず
メメシはグリシャを使って殺させようとしたが
スモールライトが完成してないのでサーヤを忍ばせて時間稼ぎをした(サーヤはその意図を知らない)。

次回作で殺人事件の被害者はメメシとなるところだが、エレーナ、ツカサ、ミコサ、イズミン、サーヤの活躍により阻止、逆に国王とリーブス商会、エレビン、レバイが彼女たちに殺される。

という読みをしました。

Re: Re: エクリ殺人事件 〜珍撃の巨人編 最終話 - 227 よし

2015/02/15 (Sun) 22:26:10

なるほど!そういえば最終的に犯人と被害者を決めないまま終わっていた事に今気づきました。(笑)

アキは最初結晶化してる想定だったので機会を逸してしまいました。

まあ、面倒くさがり屋が小説書くとこうなるという例です。

今度はレバイとサーヤの会話だけで物語が進行するストーリーを書きたいです。

Re: エクリ殺人事件 ~珍撃の巨人編 最終話 - 管理人96

2015/02/15 (Sun) 15:24:15

楽しく拝見しました。

これだけ多数いる登場人物たちが、互いに絡まりあう相関関係の複雑さだけでも面白いですね。

最終話、エピローグと急展開にいろいろ端折っていることが、逆に想像力を喚起してきますね(笑)

国王やリーブス商会とグリシャ、メメシ、アリンスのやり取りとか、ツカサとエレーナの会話、アキとボンビーも登場しない。


それから気になる文もいくつかあり深読みを禁じ得ませんね。特に↓

>惨殺されたのは本当にグリシャだったのか?


それから、
アキはありんすに恨みを持っていたのでしょうか?

Re: エクリ殺人事件 ~珍撃の巨人編 最終話 - 227 よし

2015/02/09 (Mon) 18:30:50

エピローグ

<レバイの告白>



事件から数ヶ月後、壁外遠征を終えたレバイとサーヤは
トロスト区の小さなバーで酒を飲んでいた。

「設計図は手に入ったのか?」
「はい、兵長。ミコサとイズミンがメメシから受け取った鍵を使い、無事に書類を回収しました。
でも、その後、進展するはずの巨人化計画の話も巨人が現れたと言う話もすっかり聞かなくなりました。
どういうことだったのでしょうか?」

「巨人討伐のためのある計画だよ」
「ある計画?」

「メメシに巨人と戦う対巨人用の巨人を作らせ
一方ではある天才科学者に全く同じ兵器を作らせたのだ。」
「兵長が、ですか?」
「リーブス商会だよ。」

「その天才科学者って?」
「ロースクールの店長ミセスAこと『ありんす』さ。
そしてパーティーが行われる1ヶ月前、その兵器の実証実験が行われた。」
「成功したのね。」
「ああ」
バーボンのロックを口にしながらレバイが頷いた。

「だからもうグリシャもメメシも必要なくなった。」
鶏肉をかじりながらサーヤが続けた。

「いや、その時点で必要なくなったのは巨人研究を推進してきたグリシャだけだ。
グリシャの巨人研究に見切りをつけた国王はリーブス商会を介してメメシと取引したのだよ。」
「それは。。。」
鶏肉をつまんでいたサーヤの手が止まった。

「全く逆の兵器の開発
しかしそれは800年以上続いた王国の存在すら否定しかねない計画だった。」
手に持ったバーボングラスの中身を一気に飲み干すと
マスターにロックお代わりを注文しつつ、レバイが続けた。

「人類スモール化計画
領土内の巨人を小さくして駆逐するとともに
80%の人類を小型化して食糧難を解決する。しかし、いつ現れるか分からない
巨人対策として国王と我々兵団員はこのままのサイズを維持するのだ。

しかし、この計画にはやはりリスクが付きまとう。
もしも巨人化することで王政の転覆を図ろうとするやつらが出てきたら
国は簡単に滅びる。」

「巨人化計画を無かったことにするつもりなの?」

「ああ、どちらにせよ最終的にありんすを含む3人は国王によって抹殺される運命だったのだ。
しかし、それは立体機動装置を駆使する我々にも当てはまる。
そこで、計画をキャッチした我々はエレビンの指揮の元、あのパーティーに潜入して
極秘情報を差し押さえることにしたのだ。」

「なるほど。メメシがそもそも欲しがっていたのは巨人化の設計図ではなく人類小型化の
設計図だったのね。そしてあの日、壁をぶち破ってグリシャを殺させたのは国王の命を受けた
調査兵団の仕業だったのね?」
「それは違う。」

それまで前を向いて話していたレバイだが、急に蛇のような無機質な視線をサーヤに向けた。

「え? 私がグリシャによるメメシ殺害計画の裏を取り、城を後にした後、
ドライバーのハズズが巨人化してグリシャを殺害する計画だったのでは。」

サーヤが畳み掛けるとしばらく間をおいて、再びレバイが続けた。

「国王の意図を知ってしまった我々にもはやグリシャを殺す理由など無くなってしまった。」
「では誰が?」
「おそらくだが、グリシャをやったのはエレーナだ。」

「エレーナが。。エレーナはグリシャの実の娘ですよ。」
「そして、ユーキとアヤーメとは腹違いの姉妹でもある。」
「は、腹違い!」



「ユーキとアヤーメは実はグリシャとありんすの間に生まれた双子の姉妹だったんだ。
メメシがグリシャの元に来たとき、ありんすは2人の娘を残してシガンシナの
診療所兼研究所を去っていた。」
「巨人化実験に失敗したのね。」

「グリシャに見切りをつけられた『ありんす』はひそかに復讐を誓った。
そして巨人侵攻後に、リーブス商会を通じて国王に個別に接近し、
トロスト区にあるエクリのビル内にロースクールを設立したのだ。
実の子であるユーキとアヤーメに近づくには最良の方法だったのだろうな。
そして、実の子であるユーキとアヤーメも見方にした。」

「でもなぜ、エレーナがグリシャを殺す必要があるの?実の父親でしょ。」
チキンのお代わりを頼むタイミングを逸した感のあるサーヤだったが、この話が長くなりそうと判断すると
ここで一気に10人前を注文した。


「同時にメメシの実の娘でもあるからな。そして何より彼女には
最大の動機があった。母のメメシが父を恨んでいたこと。そして。。。」

「そして。。。
なにより、天才と言われたロースクールの3人と義理の姉妹2人といつも比較され
劣等感を感じるようになっていった。」

「でも調査兵団に入ったでしょ。
彼女は調査兵団よりもメイドになりたかったのだよ。
そして、パーティーの後またとない復讐の機会がやってきた。
兵舎に帰ったミコサとイズミンから、母であるメメシの告白を聞かされたエレーナは
再び城に戻り、グリシャとリョウを城の寝室で引き合わせた後、巨人化して殺害した。」

サーヤは鶏肉を食べながら頭の中を整理していた。
そして5皿目を平らげたときにレバイが再び切り出した。

「なぁ、サーヤ、エクリの店長を知ってるか?」
「ミスターFでしょ。」
「いや、本当の店長はアナザー・マダムA、ツカサの実の母親のアキなんだ。」
「ツカサとエレーナは幼馴染ね。」
「兵団入りが決まっていたエレーナをわざわざエクリに引き抜いたやつがいるとすれば。
おそらくアキとツカサだとおもう。まあ、オレの想像だがな。」

「ねえレバイ、ところで、その小型化装置って今何処にあるの?」
一気に10皿目を平らげてお代わりを頼もうか思案しながら、
なんとなく口から出た質問だった。

レバイはおもむろにポケットからその装置を取り出した。
それは20世紀の後半に人類が『スモールライト』と名づけた夢の装置に酷似していた。

「肉、たらふく食わせてやろうか?」
「わーい、食べたい食べたい。。。。」
「。。。。(やっぱりお前は馬鹿だな。。。。);」



<END>

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