えくりけいじばん ver2.0

~エクリ殺人事件~松下紳之助編 第3話 スピンオフ - 管理人96(代理投稿)

2015/02/02 (Mon) 12:56:12

〜訪問者・相棒〜



ホールに全員戻ってから永遠の様な時間が流れた。実際には数分だが誰も喋らない。
まどかが再び切り出した。
まどか「どうして?どうい事?」
今度は誰も答えずにお互いを見回していた。


その時玄関のチャイムが鳴り、皆はっとした。
ほんの数秒の沈黙の後、れなしが玄関に向かおうとしたが愛々氏が黙って手で制止し自ら1人で玄関に向かった。
ドアを開けると眼鏡を掛けた中年男性と若い青年が立っていた。
中年男性が丁寧に切り出した。
「突然申し訳ありません。警視庁特命係の杉下左京と申します。こちらは神戸と申します。失礼ですが奥様でしょうか」
愛々氏が差し出された警察手帳をじっと見つめながら頷いた。
左京「今日はパーティーか何かですか?」
愛々氏「け、刑事さんが何の御用でしょうか」
左京「それがですがね、奥さん。実は警察にこんな文章が届きまして…いやまあ、私は悪戯だとは思ったんですがね、一応警察としては何もしないわけにもいかず様子を見に来たという訳なんですよ。」
そういって見せられた紙はコピーの様だか、
《今日、松下紳之助の屋敷で何かある》
と書いてあった。
一瞬どきっとしたが顔には出さず、
愛々氏「きっと悪戯ですわ。今日この家で事故や事件が起きるなんて…」
左京「そうでしょうねえ。しかし、そういえば先ほど悲鳴のようなものが聞こえた様な気がするのですがね。」
愛々氏「お客様がうっかり骨董品の壺を落としてしまって、それで…」
神戸「壺?松下紳之助が所持している壺と言ったら…」
遮るように、
左京「成る程。しかしこれ程のお屋敷なのに女中さんでもなく奥様直々に玄関にお出迎えになられるとは恐縮いたします…」
愛々氏「たまたま玄関の近くを通りかかっただけです。メイド達はパーティーで忙しいので…」
左京「そうでしたか。せっかくのパーティーをお邪魔して済みません。それではわれわれは失礼いたします。」
そういって帰るそぶりを見せると振り返って寄って来た。
左京「あの〜、あともう一つだけ宜しいでしょうか」
愛々氏「何ですの」
左京「先ほど奥様は事故や事件とおっしゃいましたが、その様な事はこの紙には一言も書いてないんです。いや、何故奥様が事故や事件を示唆する文章だと思ったのかと。そこだけ少し気になりまして、単にパーティーとの意味にも取れますし」
愛々氏「警察に届いた文章であればパーティーの事をわざわざ『何か』なんて書きませんよ。悪戯ならば事故や事件を匂わせる嫌がらせかと思いましたの」
左京「確かに、パーティーの招待状にしては回りくどい書き方だと私も思いました。それではこれで失礼いたします。」
左京と神戸はニコっと笑って去って行った。
愛々氏はふうと息を吐いて玄関を閉めた。


神戸「ここ松下紳之助のお屋敷でしょう、割れた壺ってまさか《真夜中のシンデレラ さとりの幸運を呼ぶ壺》のことじゃ?」
左京「神戸君、我々の担当はそういう事件じゃありませんよ」
神戸「すみません、知り合いが未詳事件特別対策係にいるもので…」
左京「神戸君、警察に届けが無い以上これ以上の深入り今のところは無理です、とりあえず『里の花』で一杯付き合いませんか」
携帯電話を取り出して
左京「米沢君、例の紙の指紋ですが結果は…」
そう言いながら2人の刑事は車で屋敷を後にした。


愛々氏がホールに戻るとカチャーンという音がした。
さぁやが《幸運の壺》を床に叩きつけた様だ。
さぁや「あの刑事さん達なかなか鋭いわよ。後でこの壺が割れてなかったら面倒になるわ…。今度は手の掛からない上手な言い訳してよね。」
と言って一瞬だけ愛々氏を睨んで窓から外を見た。丸目4つのテールランプが遠ざかって行くのが見える。


実は割れた壺の中にHPを回復する薬草が入っていたことには誰も気づかない…

Re: ~エクリ殺人事件~松下紳之助編 第3話 スピンオフ - 管理人96(代理投稿)

2015/02/02 (Mon) 13:55:55

~訪問者・相棒~ スピンオフ 愛々氏ゆんゆんバージョン



ホールに全員戻ってから永遠の様な時間が流れた。実際には数分だが誰も喋らない。
まどかが再び切り出した。
まどか「どうして?どうい事?」
今度は誰も答えずにお互いを見回していた。

その時玄関のチャイムが鳴り、皆はっとした。
ほんの数秒の沈黙の後、れなしが玄関に向かおうとしたが愛々氏が黙って手で制止し自ら1人で玄関に向かった。

その瞬間全員に目眩のような、世界が、いや次元が揺らいだ気がした。

ドアを開けると眼鏡を掛けた中年男性と若い青年が立っていた。
中年男性が丁寧に切り出した。
「突然申し訳ありましぇん。警視庁特命係のしゅぎしたしゃきょうでし。こちらは神戸と申します。失礼ですが奥しゃまでしょうか」
愛々氏が差し出された警察手帳をじっと見つめながら頷いた。
しゃきょう「今日はパーティーか何かですか?」
愛々氏「け、刑事しゃんが何の御用でしょうか」
左京「それがですね、奥しゃん。実は警察にこんな文章が届きまして…いやまあ、私は悪戯だとは思ったんですがね、一応警察としては何もしないわけにもいかずようしゅを見に来たという訳でし。」
そういって見せられた紙はコピーの様だか、
《今日、松下紳之助の屋敷で何かある》
と書いてあった。
一瞬どきっとしたが顔には出さず、
愛々氏「きっと悪戯でふよ。今日この家で事故や事件が起きるなんて…」
しゃきょう「そうですね。しかし、そいえばしゃきほど悲鳴のようなものが聞こえた様な気がしゅるのですがね。」
愛々氏「お客しゃまがうっかり骨董品の壺を落としてしまって、それで…」
神戸「チュボ?松下紳之しゅけが所持しているチュボと言ったら…」
遮るように、

愛々氏「チュボじゃないっ!愛々ちは『た』行はちゃんと言えますから!」

しゃきょう「成る程。しかしこれ程のお屋敷なのに女中さんでもなく奥しゃま直々に玄関にお出迎えになられるとは恐縮です…」
愛々氏「たまたま玄関の近くを通りかかっただけでし。メイド達はパーティーで忙しいので…」
しゃきょう「そうでしたか。せっかくのパーティーをお邪魔してしゅみません。それではわれわれは失礼いたします。」
そういって帰るそぶりを見せると振り返って寄って来た。
しゃきょう「あの~、あともう一つだけ宜しいでしょうか」
愛々氏「何ですか、も~(>人<;)」
しゃきょう「先ほど奥しゃまは事故や事件とおっしゃいましたが、その様な事はこの紙には一言も書いてないんです。いや、何故奥しゃまが事故や事件をししゃする文章だと思ったのかと。そこだけ少し気になりまして、単にパーティーとの意味にも取れましゅし」
愛々氏「警察に届いた文章であればパーティーの事をわざわざ『何か』なんて書きましぇん。悪戯ならば事故や事件を匂わせる嫌がらしぇかと思ったのっ!!」
しゃきょう「確かに、パーティーの招待状にしては回りくどい書き方だと私も思いました。それではこれで失礼いたします。」
しゃきょうと神戸はニコっと笑って去って行った。
愛々氏はふうと息を吐いて玄関を閉めた。

神戸「ここ松下紳之しゅけのお屋敷でしょう、割れた壺ってまさか《真夜中のシンれれら さとりの幸運を呼ぶ壺》のことじゃ?」
しゃきょう「神戸君、我々の担当はそういう事件じゃありませんよ」
神戸「しゅみません、知り合いが未詳事件特別たいしゃく係にいるんでし…」
しゃきょう「神戸君、警察に届けが無い以上これ以上の深入り今のところは無理です、とりあえず『しゃとの花』で一杯付き合いませんか」
携帯電話を取り出して
しゃきょう「米沢君、例の紙の指紋ですが結果は…」
そう言いながら2人の刑事は車で屋敷を後にした。

愛々氏がホールに戻るとカチャーンという音がした。そして再びあの目眩のような感覚。

さぁやが《幸運の壺》を床に叩きつけた様だ。
さぁや「あの刑事さん達なかなか鋭いわよ。後でこの壺が割れてなかったら面倒になるわ…。今度は手の掛からない上手な言い訳してよね。それから愛々氏ゆんゆん電波が出てコメディーみたいになってるから。気をつけて頂戴!」
と言って一瞬だけ愛々氏を睨んで窓から外を見た。丸目4つのテールランプが遠ざかって行くのが見える。

実は割れた壺の中に解毒薬が入っていたことには誰も気づかない…



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